製造工程用チャージアンプICAM(Industrial Charge Amplifier for Applications in Manufacturing)は、圧電式センサが発生する電荷を電圧信号に変換します。
最大4つのセンサまで同時接続が可能です。
ICAMはデジタル入力信号またはEthernet経由のWeb-UI(REST-API対応)によって制御されます。
ハードウェアオプションにより、従来機種5073A同様にシリアル通信でも制御可能です。
ソフトウェアオプションにより、OPC-UA、MQTTによるデータストリーミングに対応できます。
【データシート】製造工程用チャージアンプ 5073B
【概要】
チャージアンプ型式5073B...は金属製の密閉式ハウジングを採用し、産業用途の過酷な環境に対応できるように設計されています。
チャンネル数選択に応じて、1つのハウジングに最大4つの測定チャンネルを搭載できます。
測定範囲が広く、豊富な信号処理機能を搭載した型式5073B…は、Webユーザインタフェースから各種設定を直観的に操作することができます。
Webユーザインタフェースは、デバイスを設定できるだけでなく、様々な測定値(瞬時値、最小値と最大値、RMS 値など)や y/t グラフの測定波形も表示されます。
型式 5073B...は、測定範囲の調整、ピーク値の取得、オフセットの設定を行うことができるなど、優れた機能を持ち、非常に幅広い用途に活用できます。
また、ローパスフィルタは 10 段階の規定値から選択することができます。
ハイパスフィルタ(時定数切替)により、測定開始 / 停止の制御を省いて、高速プロセスを監視することもできます。
入力信号は6つのアナログ出力端子に柔軟に出力設定可能で、出力信号モードは瞬時値、RMS、積分値、最小値、最大値、ピーク値など多数のオプションから選択することができます。
仮想チャンネル機能により、様々な入力信号のリアルタイム演算(合計、加重合計、減算)が可能です。
【アプリケーション】
型式 5073B…は、圧電式センサを使用する多様なアプリケーションに対応できます。新機能を搭載し、測定範囲も広がった型式 5073B…は、小さな力を測定する必要のある微細加工、 医療、半導体といった分野の数多くの新しいアプリケーションでもご使用いただけます。